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つながれっとクラブ定期講座ブログ

名古屋市男女平等参画推進センター(つながれっとNAGOYA)で開催された定期講座のブログです。
このブログは、名古屋市男女平等参画推進センター指定管理者NPO法人参画プラネットが運営しています。
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あなたの安全度を高めるセルフケアとセルフディフェンス

名古屋市男女平等参画推進センター 2013年度・前期講座
「あなたの安全度を高めるセルフケアとセルフディフェンス」

身体の安全と暴力についての正しい知識を身につけ、
暴力の被害にあわないための方法や実技を学びます。
合わせて、身体のセルフケアも習得しましょう。

講座概要はこちら
http://www.tsunagalet.city.nagoya.jp/lecture/2013_001.html

【第1回】 
 2013年6月8日 13:30〜15:30
 公開講座:講演会「性暴力被害について考える」

第1回目は、公開講座という位置づけで、講座受講生の方以外も参加できる講演会を開催しました。この講演会は、6月の市民交流事業(毎月、テーマを持ったイベントを月1回開催しています。この「市民交流事業」のご案内や報告はこちらから
http://tsunagalet-club.net/event2013/event_archive2013.html )
としても位置付けられており、そちらの報告が詳しいので、ここにも転載させていただきます。

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<講師の、NPO法人サポートハウスじょむ カウンセラー盪劃昌劼気鵝



6月8日(土)、講演会「性暴力被害について考える」を開催し、東京からNPO法人サポートハウスじょむのカウンセラー盪劃昌劼気鵑鬚迎えして、お話をうかがいました。盪海気鵑蓮∪暴力を受けた相談者の支援に長年関わっていらっしゃいます。性暴力被害には、強かん被害だけではなく、セクシュアル・ハラスメント(以下セクハラ)やちかん被害、性的なからかいなども含まれ、ほとんどの女性が何らかの嫌な思いをした経験があるのではないでしょうか。当日は、支援に関わっている方も含めて30名近くの参加者がありました。

 

講演は、性暴力被害について大変丁寧に解説いただくものでした。なかでも支援をする上で常識とされることを問い直す点がいくつもあり、支援全般に対する理解をより深める内容でした。最初に、数例の事例が短く紹介され、その事例が性被害だと判断できるか、被害者にも責任があると感じるかなど、私たちの判断、感じ方を確認しました。女性ばかりの参加者でも、感じ方は分かれました。ここで盪海気鵑蓮◆屐箸い困譴眄被害と判断する”が正答」としてその話題を終えるのではなく、個人の感じ方や価値観には違いがあること、さらに、個人の価値観の多様性と、誰かが被害にあって傷ついた事実とは別であるという点を強調されました。第三者が「これは性暴力にはあたらない」と判断したとしても、被害者の思いやその体験によって傷ついた事実を否定することはできません。「被害者の周りにいる人は裁判官ではありません。正しいか正しくないかをジャッジする役割ではないのです」と盪海気鵑蕨辰気譴泙靴拭

 

また、性被害を回避するための対処も、一概にどれが有効だとは言い切れないとのことでした。例えばセクハラにあわないための対処として、相手に「ノー」を言うことの重要性はよく聞きます。しかし、ノーをいうことのハードルの高さや、はっきり拒否することがかえって危険になる場合もあるなど、ノーをいうことに伴うリスクもあり、あくまでケースバイケースであることや、性暴力の場面で被害者は、大きな恐怖心のなか、,修糧鏗欧鯆兇┐謄汽丱ぅ屬垢襪、⊆分らしく生きるか、の究極の選択をしているということ、さらにその選択には必ず理由があり、だから、その判断や選択は、当事者本人がしたのであればどちらを選んでもよいという点などが心に残りました。

 

続いて、「支援者に求められることとして“共感が大切”と言われるけれど、果たして共感ってできるのか」と盪海気鵑鰐笋錣譴泙靴拭「被害にあった本人と同じように感じるのは難しい。けれど、本人が傷ついた事実は疑う余地がない。カウンセラーに求められることは同情でもなければ、救済でもない。ただ必要なのは、話を聴く、質問する、さらに話を聴く、質問するの繰り返しを通じての理解」「共感とは、相手の立場に立って理解することである」と聞いて、支援の本質が一層クリアになった印象を持ちました。

 

盪海気鵑浪甬遒縫好函璽ング被害の経験があり、そのことも交えて、何が被害にあった本人の力を奪うか、反対に何が本人をエンパワメントし、回復に役立つかについても話されました。講演を聴いて、支援とは、常に当事者の側に立つ姿勢が貫かれていることであり、そのうえで当事者の心情に寄り添おうとする、丁寧かつ繊細な心遣いが不可欠であると感じました。

 

性暴力被害というと、重苦しいイメージがあり、誰もができれば考えたくない気持ちになります。これは考えないことで存在しないものにしたいという心の動きかと思います。しかし、東日本大震災の被災地では、震災以後、レイプなど性暴力やDV被害が増加しています。震災の被害に加えて、女性が暴力のターゲットにされている事実には、本当に心が痛みます。震災を機に、改めて性暴力被害がいつ自分に起きるかわからない、他人事にはできないと強く感じました。今後もさらに多くの方に参加していただき、一緒に考えていきたいテーマであると思いました。長時間にわたる講演にも関わらず、出席された皆さんが最後まで熱心に聴いておられたのが心に残りました。 (塚田恵)

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「性暴力被害」について、被害を受けた当事者と、当事者を支援する立場の人たち、双方の視点から被害をとらえた、具体的なお話をいただきました。わたしも伺って、とても参考になること、心に響くメッセージがたくさんありました。

次回6月15日からは、セルフディフェンスとセルフケアの実践的な学びに入っていきます。どうぞお楽しみに!
(担当:中村奈津子)

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