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つながれっとクラブ定期講座ブログ

名古屋市男女平等参画推進センター(つながれっとNAGOYA)で開催された定期講座のブログです。
このブログは、名古屋市男女平等参画推進センター指定管理者NPO法人参画プラネットが運営しています。
社会起業家への第一歩〜地域の課題を事業(ビジネス)で解決できる力を育てる
 名古屋市男女平等参画推進センター 2012年度・後期講座
「社会起業家への第一歩〜地域の課題を事業で解決できる力を育てる」

「社会的企業」「社会起業家」「事業型NPO」といった、地域や社会の課題(困りごと)に「事業」として取り組む組織が、広がりを見せています。この講座では、その活動を始めたい、あるいは始めたばかりの女性を対象として、活動のスキルアップ・レベルアップを支援します。

講座概要はこちら

【第3回】
 2013年2月24日10:00〜12:30
 信頼性アップ〜NPOの社会的責任に応える

【第4回】
 2013年2月24日13:30〜16:00
 発信力アップ〜他者の共感を得る対話力を身につける

講座2日目にあたるこの日は、初日で学び、整理してきた内容を土台に、「信頼性」「発信力」をより一層高める、ことを目的に進みました。NPO法人参画プラネットの代表理事、渋谷典子さんと、常任理事、伊藤静香さんが講師を担当し、男女共同参画、あるいは女性の視点をどう事業に活かすかといった内容も盛り込んだものとなりました。

前半は、社会の中で女性が置かれてきた状況を俯瞰しつつ、具体的な活動事例をもとに、自分自身と社会課題との接点を今一度振り返り、確認する時間を持つとともに、SR(組織の社会責任)をとおしてより社会から信頼され、貢献できる存在になる、ということも学びました。後半にはプレゼンテーション、という手法にチャレンジし、他者に共感を得るための、発信の仕方について実践的に学びました。

初日には緊張した面持ちで席についていた参加者の表情が、川北秀人さんの講義とワークに大きく刺激を受け、また集中して同じ時間を共有したこともあり、2日目にはぐっと共感とやる気に満ちたものに変わっていました。今回、参加者のお一人からとても丁寧なレポートをいただきましたので、下記に紹介をさせていただきます。中村設子さん、ありがとうございました。

終盤、この講座をとおして生まれたネットワークから、新たな事業が展開しそうな盛り上がりもあり、終了後に多くの皆さんが会場を去らず、情報交換に花が咲いていたこともとても印象的でした。皆さまの「これから」に大きなエールを送るとともに、「その後」に、いつか触れる機会をいただける日を、心より楽しみにしています。

(企画・担当:中村奈津子)


(全員、2分ずつのプレゼンテーションにチャレンジ。それぞれに工夫を凝らしたプレゼンテーションができ、会場も共感に湧きました)


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自分の<経験知>を活用し、社会に還元できることを見つけたい〜「起業家勉強会」に参加して

 

中村 設子

  

 「まだ、社会の役に立っとらんなあ…」ここ数年、私は自分のことを、ずっと、そう思っていた。

若い頃から、仕事に恵まれたおかげで、長年、フリーランスとして、企画や編集などの仕事を続けてこられた。そして、子どもを産んだのを機に、大学院に入り、8年も在籍して知識を積んできた。

しかも、大学院にいた頃は、厳しい競争を勝ち抜いて(若者を蹴落として?!)、財団などから研究助成金を得て、何度も海外調査にも行かせていただいたというのに、それをカタチにできていない…。

そもそも大学院に行けたのも、私にそれなりの報酬を支払ってくれた会社や組織があったからなのだ。その恩恵は、身に余るほど受けてきた。だから、大学院の授業料も捻出できたのだ。

当然、今の私は、勉強だけが身になったわけではない。仕事をこなすうえで、数々の困難や修羅場も乗り越え、不得手なタイプの人間とも、上手くやり取りを重ねてきた体験がたっぷりとあるではないか…。

そうした長年の<経験知>を、現在の仕事で充分に生かしているのか?と聞かれたら、残念ながら「NO!」としか、答えられない。

だからこそ、ほとんど何も社会に還元できていない自分が、これからどのように働けばいいのかと、正直、思い悩んでいたのだ。

 
 そんな私が、思わぬキッカケから、参加させていただくことになった今回の「起業家勉強会」である。

2日間連続の講座であったが、その具体的な内容は、下記に示したように、3部構成になっていた。

  川北秀人氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]によるレクチャー:社会企業家とは何か、社会的役割と社会起業家に必要な考え方、NPOで活躍する人たちの紹介&事例研究など

  渋谷典子氏(参画プラネット代表理事)による「こんな私でもなれたのですから、アナタもきっとできるはず」というご本人のコンセプトで語られた体験談(たが、それはご本人の謙遜で、実際は、学ぶべき教訓がいっぱい!)と、現在の仕事内容や、参画プラネットにおける人材育成や仕事のやり方などについて

  伊藤静香氏(参画プラネット常任理事)によるプレゼンテーションのコツと、実践法についてなど

全体の時間的な流れを説明すると、1日目は、川北秀人氏の話をたっぷりと聞いて、NPOについての理解を深める。2日目の午前中は渋谷典子氏による話をもとに、NPOの存在を身近に感じながら、午後からは、伊藤静香氏による、NPOを実現化するための実践的なアドバイスへとつながるのだ。


 退屈でつまらない?!大学の授業と異なるのは、参加者が互いに質問し、励まし合うというコミュニケーションを通じての共同作業へと、自然に展開していく点で、実に内容の濃い!講座だった。

三人の講師の方々のお人柄が、良い雰囲気をつくっているということもあるが、しっかりと考えられたプログラムだと感心した(決して、よい(・・)()()するつもりなどなく、事実として…)。

つまり、◎NPOを「なるほど!」と理解し→◎自分は「何をしたいか」と確認し→◎ それは「社会的な意義があるのか」と考え→◎それを「どのように実現するのか」をひとりひとりが参加者の前で提示する、というプログラムだったからである。


 今、私の自宅デスクの横には、参加者のみなさんからいただいた、励ましのメモが貼ってあり、川北氏が発行責任者となっている『NPOマネジメント』(これを有料のテキストとして使う川北氏の手腕も見事!)を机の上に広げたままだ。

この勉強会に参加していたのは全員女性だったが、高い能力を持ち、人間的にも魅力的なひとが多かった。

「世の中には、こんなにも優秀な女性たちが埋もれているのか…」と私は思った。だが、よく考えてみれば、私の周囲にも、そんな女性たちがたくさんいるのだ。

私は自分の経験知を最大に活用して、多才な彼女たちが活躍できる場をどうしたら作れるのか、いま感じている社会の問題をどうすれば少しでも改善できるのか、考え続けている。

勉強会に出席するために使った時間は、たった2日間だが、あの日が過ぎてから、思索にふけっている時間は、すでにその何倍にもなった。

「行動を起こさんで、どないすんねん!」という内なる声と、

「やるなら、今でしょ?! 今やらないで、いつやるの?!」と某CMに登場する有名予備校の講師から、今日も、言われているような気がしてならない。

 

 

 

| つながれっとクラブ講座ブログ | 社会起業家への第一歩 | 16:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
社会起業家への第一歩〜地域の課題を事業(ビジネス)で解決できる力を育てる

名古屋市男女平等参画推進センター 2012年度・後期講座
「社会起業家への第一歩〜地域の課題を事業で解決できる力を育てる」

「社会的企業」「社会起業家」「事業型NPO」といった、地域や社会の課題(困りごと)に「事業」として取り組む組織が、広がりを見せています。この講座では、その活動を始めたい、あるいは始めたばかりの女性を対象として、活動のスキルアップ・レベルアップを支援します。

講座概要はこちら

今回は、2日間の集中講座でした。全体では午前・午後に分けた4回講座でしたが、大きく2つの流れで進みましたので、このブログでも「初日・2日目」と、2回に分けて講座のご報告をしてまいります。

【第1回】
 2013年2月23日10:00〜12:30
 組織力アップ〜適切な人材と資金を集める
【第2回】
 2013年2月23日13:30〜16:00
 協働力アップ〜他組織との連携で課題解決力を上げる

初日の講師は、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表、川北秀人さんにお願いをしました。IIHOEは、「社会事業家のマネジメント支援」を活動の柱のひとつとしている団体で、「NPOのための講座」「NPOと企業・行政との協働の推進」「NPO支援組織の戦略支援」など、全国各地で(それこそ、沖縄から北海道まで)非常に幅広い支援を展開されています。名古屋市男女平等参画推進センターでも、すでに何度か講師としてお招きした実績がありますが、女性限定の「社会起業家」をテーマとした講座にご登壇いただくのは初めてとなりました。


(講師のIIHOE代表、川北秀人さん。具体的な事例をたくさん盛り込んで、分かりやすくお話しいただきました。)

川北さんには、いつもながら明朗で、データに基づいた非常に説得力のあるお話をいただきました。日本の置かれている状況を客観的に示され、全国でさまざまな課題に取り組む社会的起業家たちの事例を耳に、参加者全員が「目からうろこ!」の連続だったのではと思います。

午前中には、そもそも「社会起業家」とは何か、から始まり、なぜそれをするのか、どこまでするのか(どう社会を変えるのか)、といった具体的な目標と計画を、社会のニーズに合わせて(自分のしたいこと優先ではなく、困りごとを抱えた人たちの代弁者となって)立て、かつ細分化し、それぞれに期限を決めて即スタートする必要性についてまでをお話をいただいたのち、自分自身の行っている、あるいは始めようとしている事業の整理と、支援者・賛同者を増やすための工夫と働きかけなど、今後のステップについても具体的にイメージするワークを行いました。


(それぞれが取り組んだワークシートに、全員が付箋市でコメントをつける作業をしているところ。)

午後には、現在と、2年後に期待する自分の組織を図に表してみる、というワークをおこない、2年後の組織の実現へ向けて、一番信頼を得たい相手にどうアプローチするか(つまり協働、あるいは他団体との連携)について考える時間を持ちました。

この講座に関しては、川北さんがご自身のブログにも報告を上げていらっしゃいます。
http://blog.canpan.info/dede/archive/759
その日の帰路、車中でのアップ!この対応の速さ、担当者も見習わなくては・・・、と思いました。

受講生の方の中には、「頭が興奮でぐるぐるめぐってしまって、翌日の4時まで眠れなかった!」という方も。皆さんが次のステップへ向かう「やる気」を引き出す、とても刺激になった初日のようでした。

(企画・担当:中村奈津子)

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